ジュベルックは、PDLLA(ポリ-D,L-乳酸)を主成分とする注入型のコラーゲンブースターです。打ったその日にシワが埋まるタイプではありません。成分がゆっくり分解される過程で肌自身がコラーゲンをつくり、変化は施術後およそ4〜6週間から少しずつ現れます。基本は4週間おきに3回です。
ジュベルックは何をするのか
ヒアルロン酸フィラーは「すき間を埋める」施術です。溝に入れれば、その場で浅くなります。ジュベルックは働き方がまったく違います。PDLLAは体内で分解される高分子で、真皮の中で数か月かけて分解されていきます。その刺激に肌が反応し、新しいコラーゲンがつくられます。
ですから、一点を盛り上げるというより、ある範囲の肌そのものの質が変わっていくイメージです。「肌に密度が出た」「ハリの戻りが早くなった」と表現される方が多く、小じわや毛穴、浅いニキビ跡が目立ちにくくなることもあります。

ジュベルックとジュベルックボリュームの違い
同じ名前でも、目的の異なる2種類があります。
| ジュベルック | 肌のキメ、小じわ、毛穴、肌全体の密度に。基本は4週間おきに3回。最終回のあと、効果はおよそ6〜12か月続きます。 |
|---|---|
| ジュベルック ボリューム | こめかみや目の下など、ボリュームの回復を目的にした製剤。効果はおよそ1年半〜2年続きます。 |
| 一般的なスキンブースター | 参考までに、2〜3週間おきに3回、効果は3〜6か月ほどが目安です。 |
どちらが合うのか、組み合わせたほうがよいのかは、鏡で気になっている部分と、診察で見える肌の状態によって変わります。それを決めるのがカウンセリングです。
どの部位に使うのか
当院で多いのは、額、目の下、ほうれい線まわり、こめかみです。効果が点ではなく面で出るため、「この1本のシワを消したい」よりも「肌全体が疲れて見える」というお悩みに向いています。粒子が小さくきめ細かいため、目の下やこめかみなど皮膚の薄い部位にも使いやすいのが特徴です。
回数と、変化を感じるまでの期間
通常のジュベルックは、4週間おきに3回が目安です。多くの方は施術から4〜6週間ほどで最初の変化を感じ、最終回のあともしばらく変化が続きます。短い滞在で韓国にいらっしゃる場合は、ご予約の際に渡航日程を教えていただければ、それに合わせてプランを組みます。
仕上がりを左右するのは「準備」
コラーゲンブースターで心配されるしこりや凹凸の多くは、溶液の準備が不十分なこと、そしてその肌に合わない濃度で打つことに原因があります。どちらも管理できるものです。
- 溶液の準備は施術の48時間前から始め、均一な状態で肌に届くようにしています。
- 希釈濃度は決まったレシピではなく、お一人おひとりに合わせて決めます。
- すべてのバイアルはシリアル番号で追跡でき、施術の直前にもう一度確認します。
ダウンタイムと施術後の過ごし方
注入の直後、溶液が均一になじむよう施術部位を数分やさしくマッサージします。冷却パックを併用すると痛みもやわらぎます。小さな注入痕、軽い赤み、わずかなむくみは数日のうちに自然に落ち着くことがほとんどです。メイクや運動、サウナを再開できる時期は、お帰りの前に個別にご案内します。
よくある質問
ジュベルックはフィラーですか?
一般的な意味でのフィラーではありません。フィラーはその場でボリュームを足しますが、ジュベルックは肌がコラーゲンをつくり直すのを促すため、変化はゆるやかです。
痛みはありますか?
注射による施術なので多少の痛みはあります。事前に麻酔クリームを塗り、必要に応じて局所麻酔の注射も併用します。冷却もあわせて行うため、「思ったより楽だった」という方がほとんどです。
短い旅行でも受けられますか?
1回だけの施術は可能ですが、基本のコースは4週間おきに3回です。ご予約前に日程を共有いただければ、現実的なプランをご提案します。
スカルプトラとの違いは?
どちらもコラーゲンを促すタイプですが、ジュベルックはスカルプトラより粒子が小さくきめ細かいのが特徴です。そのため、目の下やこめかみなど皮膚が薄く、やわらかなボリュームが欲しい部位に使います。スカルプトラ(PLLA)は、より深い層の広いボリュームに選ばれることが多い施術です。
